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知らないひとの知らないこと

APRIL BYE-BYE CLUB vol.2

本当に良いイベントになったんじゃないかなと思います。

ホムカミ畳野さんの飛び入りオープニングアクトから始まり、

最後の佐合さんとの二次会まで楽しかったです。

 

当日お客さんはキャンセルや来ない人もいて、結局38名の動員でした。

ソールド出したのに!(個人企画はわずかでも来てくれない方がいると本当に痛手です。)

 

 

畳野さんはオープン前から来てくださっていたので、

「どうせならやってください!」ということで2曲演奏してもらいました。

シークレットアクトみたいな感じになったしめちゃくちゃ良いスタートを切れました!

 

僕の演奏は話にならなかったです、、

お客さんの1人の方が「よかったです」って言ってくださったけど絶対お世辞、、

 

佐合さんはアコースティックセット見るの初めてやったけど、

ちょーよかったです! 新曲?あんまりやらない曲?多かった気がするけど

切ない感じでよかったです…

 

角舘さんは、圧巻のステージでした。

声を小さくしたり大きくしたり、早くしたり遅くしたり、

すべてに意味があるし、愛であふれてました。。

最後にやってくれた弾き語りの時にしかしてないという新曲も、

個人的にはずっと弾き語りでしていってほしいなってくらい、いい曲でした。

去年の夏に、奇跡みたいなシチュエーションでお会いしてサインをもらった

あの日から半年後にこうやって同じ時間を共有できたのが本当にうれしかったです。

 

ラッキーオールドサンは、魔法そのものでした。

ラッキーオールドサンの音楽のテーマは「毎日」と「退屈」だと思います。

毎日は、はっきり言って退屈だし何もないし意味のないことも多いものです。

後悔も思い返すとたくさんあるし、明日のこともよく分からない。

でも、ラッキーオールドサンはそのことに対して、決してNOを突きつけるわけではなく、笑顔でもなく悲しい顔でもない優しい顔で受け入れて歌をうたっているのです。

 

変わらないことを受け入れて、でもほんのちょっとの希望を信じて、

ラッキーオールドサンの音楽みたいに僕らもずっと生きるのです。

 

イベントが終わって、なぜか大量に余ったハイネケンを、

COTTAGEに残って出演者で飲みつぶして、色んな事を話しました。

ラッキーオールドサンの篠原さんと、くるりの話でめちゃくちゃ盛り上がったり(僕の思うくるり像と篠原さんのくるり像がまったく一緒でびっくりしました)、ラッキーオールドサンバンドのギターのヤコブさんの話で爆笑したり、角舘さんに「初めて会った時よりも垢ぬけたね」と言われたり、恋の話になって俺が厳しい顔になったり、、

 

19時に終わってから結局閉店する21時まで、本当に楽しかったです。

 

そのあと、天天有にみんなで行って、味玉ラーメンを食べて、角舘さんとラッキーオールドサンと佐合さんと畳野さんとラーメンっていうシチュエーションに我に返ったり。

 

結局、ラッキーオールドさんは市バスの204番で、角舘さんはスケボー(行きも一乗寺までスケボーで来たそう!)で、畳野さんは自転車で、僕と佐合さんは市バス206番で帰りました。

 

そのあと結局飲み足りないねってなって、佐合さんと僕で2時らへんまで二次会してひたすら愚痴を言ってこの日が終わりました。

 

このイベントの構想を練り始めたのは去年の7月だったと思います。

恵文社でラッキーオールドサンが観れたら本当に最高やなと思って、

それを軸にすべてを決めていきました。

どの出演者の方も快諾してくださって、10月ごろにはだいたいが確定していた気がします。

 

僕は正直駆け出しでしかないし、こんな人たちと一緒にライブできるレベルにはまだまだ達していません。

でも、場所は自分で作るものだし、動かないと可能性さえ消されていく気がして、

ダメ元で当たって砕けろの精神で色んなものを動かしています。

よく人に行動力があると言われますが、「行動力がある」のではなくて

僕はほかの人よりも「先がない」ことに対して常に危機感を持っているということのほうが正しいと思います。

誰かに見向きしてもらえる時間もいつ終わるかわからないし、それならば自分で動くしかないのです。

世の中動けばどうにかなることもないし、バンドの自主企画に関しては実際それはもうたくさんのバンドさんに色んな理由で断られました。仕方ないことですけど。

 

でも、どうにかなるにはやるしかないし、楽しいことは待っててもなかなかやってこないと思います。

 

次の企画はするか分からないです。

自分のキャパシティでできる企画のレベルは、経済面も含めておそらくこれが限界なんじゃないかなと思っています。

もし次やるなら、もう一度同じ人たちとやりたいです。今度は僕も同じフィールドに立って。

 

お越しいただいたお客さん、出演していただいたラッキーオールドサン・角舘さん・佐合さん・畳野さん、恵文社の上田様(本当にお世話になりました)、スタッフをしてくれた梢・ジョン・久保君・とっさん(全員いなかったら企画が破たんしていた気がします)本当にありがとうございました。

 

最高の一日になりました。

2016年、良い一年になりますように!

 

追記:一番うれしかったのはラッキーオールドサンの篠原さんがこのブログを見てくださっていて、僕の牧野さんのアルバムに対する言及について褒めてくださったことです。

あと、サインをラッキーオールドサンの初期のデモCDにお願いしたら、

とてもラッキーオールドサンのお二人とも喜んでくださっていました。

本当にまた会いたいなあ。

2015年の振り返りとベストディスク10枚 

4月 3団体ライブ出れなかった モーテルが飛んだ このころから3回生とつるみだす

5月 5月定演ファストとcahoで出る せんそうはんたいをこずえと復活させる

6月 感染ライブのodd eyesと宮武がとてつもないライブをした 6月定演でせんそうはんたい解散した

7月 knitが動き出す

8月 合宿が楽しかった 試験監督のバイトで後悔する IKEAに行った 恵文社に下見 knitっていう名前を決めた  レコーディングした バンドで天橋立行った she saidのツアーに同行した(クソ楽しかった) 鴨川コミューンのために下見行ったら大雨に打たれた ナノボロに行ってあいすさんと佐合さんが爆酔いした

9月 鴨川コミューンがポシャってスポッチャいった cahoのレコーディングした knitが始動した ボランティアに東北へ行った

10月 9月定演した knitで初ライブした she saidのPV撮影のお手伝いした 10月定演した knitで絶対来年出るって決めた オブジェづくりがただの遊びだった

11月 学園祭めちゃ楽しかった littlekidsのレコ発がよかった 幹部交代した 太一君とこずえをコミューンに引き戻した 留学が決まった ドンマツオとホワイトミステリーとファックスがすごすぎた スリーピングもすごかった OICライブが伝説になった このころからキークスの3回生とつるみだす

12月 関東にknitの音楽を認めてくれる人が現れた(これをきっかけにすべてが動き出した感がある) knitの自主企画をする 12月定演をした 打ち上げが楽しかった ネガポジで優しさの暴力を見た デモをイセさんに取り扱ってもらいだした クリスマスをした 忘年会コミューンで爆酔いした 

 

あんまり覚えてないこともあるけど、とにかく6月以降ずっと楽しかったです。

3回生とshe saidとknitとずっと遊んでた記憶しかないし、

knitも軌道に乗せられそうで安心してます。

一番楽しかったのはやっぱりshe saidのツアー。自分が好きな人たちしかいなくて困った。あの時のラッキーオールドサンのライブ最高やったし、she saidと遊びすぎた。ホムカミのライブは3日間最高やった。

天橋立もよかったな、、。太一君もこずえも楽しいやつ。

 

来年は本当に楽しみなことしかなくて、1月9日にはラッキーオールドサンと角舘さんと佐合さんと弾き語りをする。本当にありえない。嬉しい。

2月からはだいすきなイギリスへ1か月留学へ。

断ってしまったライブも本当に出たかったけど、おそらく人生でもうこんなに長くイギリスにいることもないだろうから、満喫してきます。怒涛の2016年度に向けて英気を養います。

3月は主催の追いコンがあるし、

4月にはまだ言えないけど、本当にやばいことが決まってるし

こんなに未来に希望がある年末は今まであったのかなって感じです。

もう、めちゃくちゃ駆け抜けるつもりやしみんなの期待をいい意味で裏切り続けたいと思います。

大好きな人たちとライブができるようknitはもっと練習してもっといい曲を作ります。

来年もよろしくお願いします。

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それでは2015年のベストディスク10枚です。

今年はおそらく150枚くらいCDを買って、そのうち40枚くらいが2015年発売のものでした。

 

1位 ラッキーオールドサン「ラッキーオールドサン」

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この1枚を毎日聞いていました。

普通であることがこんなにも愛おしくて、胸を打たれるものなのか。

ミッドナイト・バスは永遠に聴くと思います。

どのサイトのランキングにもこのアルバムが入ってなくてもう何も信用しません。

まぶしい今も、あの頃も、全部抱えて生きていける気がします。

2位 odd eyes 「A love supreme for our brilliant town」

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憧れでしかないです。

感染ライブで「うるさい友達」のマイクリレーに参加したのめっちゃ自分の中で意味があります。(あの場の誰も俺のことを知らなかったと思うけど)

なんでバンドをしているのかを意識するようになったのもodd eyesを知ってからだし、街と音楽について考えるようになったのもodd eyesのおかげです。

いつかいつか一緒にライブしてみたいです。

3位 kilikilivilla 「while we're dead」

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kilikilivillaが始まってすべてが動き出した気がします。

CDに入ってるバンドは最高なのはもちろん(odd eyesもMILKもスリーピングもホムカミもサマーマンもノットウォンクも最高すぎでは?)、ZINEの熱量にも感動して、自分の生きている時代にこんな素晴らしい動きが始まって僕は本当にうれしいです。

kilikilivilla、頑張って接近したい…

4位 she said「so lonely but never alone」

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青春そのものです。

たくさん遊んでたくさんライブを観て、それがすべてです。

佐合さんはバンドの運営が本当にうまいと思うし、こんな曲自分には一生かけないです。she saidは僕らの危うさと儚さを体現してるバンドだと思います。

5位 rayons 「the world left behind」

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predawnどう考えてもこういう曲調のほうが歌声が映えません?

rayonsは他の音楽家に比べて弦楽器だったり歌に対して寛容的で、

自分の音楽に対する変なプライドがない気がして好きです。

登下校で聞きまくりました。

 6位 牧野ヨシ 「野暮ったい服を着てどこへゆく」

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ラッキーオールドサンの盟友だそうです。

kitiは本当に最高。

たぶん言われつくされてると思うけど、はっぴいえんどの音が現代にそのままよみがえったって感じです。アップデートもいいけどルーツに寄り添ってるもののほうが実は好きかもしれないです。M7の「よるの散歩」は名曲です

7位 SUMMERMAN 「TEMPERATURE IS...」

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男の特権だと思います。

なんでシンガロング系の弱いんですかね

一人だと不安やからかな

ベタには弱いです。ライブ早く見たいです。

8位 NOT WONK「LAUGHING NERDS AND A WALLFLOWER」

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同い年なのがマジでつらい。

聴いてる音楽とかはたぶん俺のほうが幅があると思うけど、

完全にセンスと技術で名曲を量産してるって感じだと思います。

die young fot the earthどう考えてもヤバすぎる。

いつか同じ場所に立ちたいです。

9位SaToA

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ズルい、、 ライブ本当にかわいいしパワフルだし最高でした。

本人たちは「女の子バンド」であることをあまり良く思っていないみたいやけど、意図せずとも出る女の子にしかできない魔法みたいなミラクルを軽く起こしてくれている気がします。ツアーの思い出も込みで最高です。

10位 v/acation 「vacant or action」

less-than-tv.bandcamp.com

(動画なかったのでless thanのbandcampの旧譜を)

技術とか前知識なしに力技で最高に持って行ってくれる音楽は最高だなあと思います。

こういうバンド本当にあこがれる…

学校行くの辛すぎるときとか学校にいて辛すぎるときに聞きながら紛らわせてました。

 

 

ほかの良かったアルバム等は

cero(傑作やけどそこまで聞かなかった),サラバーズ,スリーピング,レボハーとフォークスのスプリット,本日休演,ネバヤン,柴田聡子,toe,the act we act,17歳とベルリンの壁,ヨギーのEP,タンテ,ジムオルーク,スフィアン,バトルズ,wilco,ホムカミのEP,ミツメのブルーハワイと忘れるの12inch,青木穂菜美(テト・ペッテンソン),salt of lifeくらいだったと思います!(sun kil moonとノエルの新譜はよくなかった)

やっぱり基本的に大衆性を帯びた音楽が好きなのは変わらないなあと思います。

 

 

旧譜ではwooden wandというフォーク歌手とakira kosemuraをめちゃくちゃ聴きました

というか基本は旧譜をアローントコとアートロックで探しては聞いてた毎日でした。

フォークソングと優しいエレクトロとハードコアをよく聴いてました

 

それでは今年観た中でよかったライブを挙げて締めます

追いコンのポールサインとcontrolと初期のshe said

感染ライブのodd eyesと宮武BONES

yepとshe saidの企画のMILKとyepとshe said

she saidツアーの名古屋の時のshe said

夏合宿のアンコールくるりと谷口ミルクとat the drive in(自画自賛)

東京の時のラッキーオールドサン

ナノボロのホムカミ

10月定演のtweezと象の背

学園祭のshe saidとマンチェ

エクトラ企画のスリーピング

12月のドンマツオバンドとホワイトミステリー

 

良いお年を!