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about

知らないひとの知らないこと

東京タワーと花とひとびとと京都タワー(前編)

はじまりは去年の12月でした。

そのころ僕らは音源をサウンドクラウドにアップしだして、誰にもまだ知られていないようなバンドやったので、どうにかして皆さんに知ってもらおうとデモをディストロしてもらおうとしたり、自主企画を打とうとしていたころでした。

バンドマンがよくやるエゴサーチを例外にもれず僕も狂ったようにしていたわけですが、横浜にいる女の子が僕らのことを「このバンドがだいすきだ」みたいな風に紹介してくれてるのを見つけました。それが、今回のツアーの横浜編を企画してくださったbnjちゃんでした。

僕はそれまで知らない人に自分のバンドを褒められたことがなくて、うれしくてDMを送りました。「デモもまだ発売できてないけど、言ってもらえれば直接送れますよ。これからもどうか気に掛けてください。」と。

bnjさんはすぐに返信を下さり、僕らだけでなくshe saidや象の背といったコミューンのバンドにも興味があって、実はいつか企画ができたら良いなと思っていたという旨を返してくれました。

話はそこからすごい速さで進んでいって、HALFMUSTのイセさんを紹介してくださり、デモを取り扱ってくださることになったりを経て、あっという間に4月10日の横浜編の日程が決まりました。

最初にbnjさんが考えられていたラインナップ=最終的に決まったラインナップを教えてもらったとき、本当に信じられなかったし、その日から企画の日までずっと生きていける気がしました。

 

同時にお話をもらっていた象の背のぱるさんと、「どうせならツアーをしよう」という話にまで進めて、東京編と京都編を行うことを決めました。

ぱるさんの紹介で東京のmerimeriyeahとここで初めてコンタクトをとるわけですが、それまでサンクラで音源を聴いたことがあるだけであったバンドと一緒に企画をすることになって、「僕らのバンドのことを気に入ってくれなかったらどうしよう」とか色んな不安があったのですが、それは後々になってただの無駄な心配だったことになります。

 

京都編と東京編の企画を決める上で、ルールとして企画のバンドが一緒にやりたいバンドを誘うというのがありました。決まったラインナップを見てもらってそれは大体はわかると思うのですが、バンドが一つ決まるごとに「本当に4月にライブあるのかな」とわけのわからない心配をしていました。それくらい自分にとってずっとやりたかった人たちがツアーに参加してくださったのです。

 

4月になるまで、それはとてもとても長い時間だったのですが、思うように良い曲が作れませんでした。3曲くらいスタジオに持っていって曲をバンドのものにしようと思ったのですが、結局うまくいきませんでした。そんなこんなであんまりバンドとしてはいい状態ではなかった2月の初頭、僕はイギリスへ短期留学をしに行きました。

これは去年の夏ごろから決まっていたことなので,bnjさんには日程の関係で迷惑をかけてしまった面もあるのですが、そこでぼくは一生忘れられない色んな経験をすることができました。簡単に言うと毎日、1パイントのカーリングのビールを3杯くらい飲んで遊び倒していただけなのですが、大学の施設でみたGo Go Penguinのライブやロンドンでのオアシスの2ndのジャケットの場所やアビーロードラフトレードを訪れたりして、バンドを早くやりたいなと強く思えることができました。

日本に帰ってきて、バンドを再びはじめて、3月末の滋賀のライブには間に合いませんでしたが、「サイダー」と「ワールド」という曲を作ることができました。

それを手土産に僕らはついに出発の日を迎えることができました。

 

東京編の前日、僕らは青春18きっぷで京都駅を出発しました。

高速バスに間に合わなかったなかむらさんにお見送りを受けて、Tシャツを裏表逆に来ていた俺、声がでかすぎるぱるさん、アホみたいに電車内を爆走する角谷さん、それにドン引きする梢、しんどそうな太一くんで昼間から夜中までずっと楽しく移動できました(アイスマンさんはその日の夜行バスで来ました)

 

次の日、つまりいよいよ東京編の日なのですが、朝から吉祥寺でモーニングを食べたり井之頭公園で、ボート漕いだり春って感じで本当に楽しかったです。

ココナッツディスクも行けて東京観光もちゃっかりできてよかった。

 

会場について、メリメリとぎこちない挨拶をして、

リハーサルを終えたknitとこにたんで食べたやたらインドっぽいカレー屋さんで食べたなんちゃらカレーはとてもおいしかった。辛すぎたのか口の中の上のほうがボロボロになってちょっと痛かったけど、、。

 

時間はすぐ来て、ライブが始まりました。

SaToAは本当にスーパーキュートで新曲の「ためいき」やったかな?あれがとっても良かったです。ローファイって言葉は、使い古されていて単に下手なだけじゃないかってバンドもいるけどSaToAは圧倒的に曲が良くて、アイディアも豊富で、その下敷きがしっかりしているからこそあのローファイ感がズルいくらいにハマっていて、去年の夏に見た時と一緒で、彼女たちの魔法にかかってしまった訳でした。

 

そのあとの自分のライブは直前に機材トラブルがあって困ったり(結局全部の日で困った)、して追い詰められてて個人的にはとてもひどいものをしてしまいました。(もちろんベストは尽くしたけど) それでも終わってからデモを買ってくれた人や良かったよと声をかけてくれる人がいてうれしかったです。

 

メリクリは別次元でした。去年にネガポジでみたとき、衝撃的過ぎてしばらく笑うしかできなかったのやけど今回はその何倍ものクオリティと破壊力で会場を騒然とさせていたと思います。フジロックにはああいうバンドが出てほしいなあ。

 

そのあとは象の背。新曲の2曲がとてもよくて、自分は早いほうがお気に入りです。象の背は東京でも大好評やったみたいで、本当うらやましかったです。あと悔しかった。

 

chiioは、音源全部持ってるくらい好きで、実際のライブも丁寧に音を重ねていって最後に解放されるあの感じは本当に感動的でした。MC中に京都に来ることが分かって、しかもそれがGueの企画やったから、もう嬉しさしかなかったです。

 

最後のメリメリは、とにかくバンドとしての佇まいからかっこよくて、それぞれがそれぞれの役割に徹しているのが良かったです。下平くんがハイフレットを弾くときの姿はもう吉村さんイズムを感じずにはいられなかったし、さくこちゃんがMCでずっと感謝の気持ちを言っていたのが人柄を表していたと思うし見ていて本当に素敵なライブでした。

ライブが終わって、SaToAの方々とお話したり(僕のことを覚えてくださっていたし、ナップサックもいただいた!素敵な人たちやったなあ)、メリクリの人たちが30代のバンドであることにびっくりしたり、打ち上げでメリメリと話せたりして、時間なのでダッシュで電車に乗ろうとしたら、結局終電に間に合わなくて、アイスマンさんと角谷さんと途方に暮れていたらchiioのたおさんと遭遇して、たおさんの導きによってなんとか最寄りの行けるところまで電車に乗ることができて、本当に助かった。(たおさん本当にありがとうございました)

 

因みにこの日の動員は思っていたよりもとても多くて、メリメリが東京でしっかりバンドとして認知され、信頼されているのかを感じれて、とても一緒に企画をしたバンドの1人として誇らしかったです。

 

その日の夜は神奈川の友達の家にお邪魔して3人で、本当に色んな意味でツラい話をして盛り上がったりして、結局3時か4時くらいに寝ました。

 

次の日の横浜は、昼前に横浜駅に集合して、太一くんがお勧めするラーメン屋にみんなでいきました。おいしかったけど、結局太一君がそのラーメンでおなかを壊してたのが面白かったです。楽器屋でピックを買って、横浜のビールをぱるさんと買って、飲みながら天王町に着きました。

 

スタジオオリーブは、ビルの4Fにあって、こんなところにSUMMERMANとか水中図鑑が来るんや!と思って、これから始まるイベントが伝説になることを確信しました。

 

(初めて会ったbnjちゃんは、スーパーキュートでびっくりしました、、笑)

 

リハが終わって、ぱるさんと角谷さんと近所の商店街で串焼きやてんぷらを買って食べ歩いたのも楽しかったです。歩行者天国かつ人がいっぱいの商店街、久しぶりの感覚でよかった。

 

顔合わせを経て、いざ本番になってはじまったHALFMUST、思っていたよりもアクティブなライブで迫力があってかっこよかったです。イセさんが横浜で愛されているのがわかるライブでした。

 

僕らは、とてもいいライブができたと思います。

目立ったミスもしなかったし、イセさんの野次もありがたかったです。笑

新曲の「サイダー」がようやくちゃんと出来て、ライブが終わってからグッバイの金山さんにサイダーが良かったと言ってもらえて、本当にうれしかったです。

bnjさんも呼んでよかったって言ってくれたからもうそれだけで十分だなって思いました。

 

そのあとのグッバイはめちゃくちゃ変態でヤバかったです、、

音源の曲は最後にまとめてやってくださったのやけど、それまでの新曲がもうわけわかんないことになってて、無敵感あって良かった…それにしてもドラムの方の筋肉がきれてたな…

 

そのあとは、象の背。変わらず最高としか言えないし、MCでいちいちぱるさん節がキマってて東京の人たちにもインパクト与えられてたんじゃないかなと思います。

 

そして、SUMMERMAN。

自分がいつか対バンしたいと思っていたバンドの一つで、出演が決まったという連絡をもらったとき、本当に鳥肌が立ちました。

新曲連発で、アルバムに入っている曲とはまた違う、いわゆるきかせる曲も多くて、なんでもできはるやないか、、とますます惚れてしまいました。この日も、僕らのほかにもなかむらさんもこにたんもいて、コミューン勢の僕らはもうぶちあがる以外の選択肢は無かったって感じでした。「こんなのズルい」って思わせるバンドに僕らもなってみたいです。

 

最後は水中図鑑、京都で初めて見たときよりも格段に良くなっていてよかった。。

ギターの人、めっちゃうまかったな、、

 

終演して、グッバイの片山さんやあんさん?、MATSURIのヒロさんなどたくさんの人たちと話せてツアーして出会えたこの縁は本当に大切にしないとなって思いました。

 

この日は終電は逃さずに、新横浜のホテルで1通り騒いで無事に次の日の始発で帰れました。

 

この二日間は、まさにバンドマン!って感じの時間を過ごせたし、僕らを待っていてくれた人や、好きだと言ってくれた人が本当に遠く離れた場所にもいることに感動しました。どの日も最後にみんなとお別れするとき寂しくて、これを一回きりにしちゃダメだって強く思いました。

 

特にbnjちゃんとは少ししか話せなくて、残念すぎたのでまた絶対会いに行きます!メンバー一同、bnjちゃんラブなので…笑

 

東京と横浜の二日間だけでこんなに書いてしまったので、京都編はまた改めて書くことにします。

 

東京と横浜で出会った皆さま、そしてbnjちゃん!

本当にありがとうございました。

また会いましょう、必ず!!